定時総会 会長ご挨拶

 

第46回定時総会の書面開催に際しまして~ご挨拶~

 

2020年6月
北海道経済連合会
会長 真弓 明彦

 

  平素より当会の事業活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 会員の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染拡大による影響の長期化が不可避な状況の中、感染拡大防止対策を講じながらの事業運営に、日々ご尽力されていることと拝察いたします。

 さて、定時総会は、当会の年度事業計画等をご審議いただく重要かつ貴重な機会でありますが、今回は感染拡大防止の観点から、誠に遺憾ではございますが、やむを得ず書面による開催とさせていただくことにいたしました。
 何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 書面開催に際しまして、2020年度の当会事業計画の重点事項などについて、その概要を以下にご説明申し上げます。

 北海道は、感染拡大が国内他地域よりも1か月ほど早く始まり、また、政府による緊急事態宣言の解除が最後となった地域であり、道内経済への影響は甚大で深刻さも増している状況にあります。
 現時点では、感染拡大防止と事業継続・雇用維持が最優先事項ですが、状況に応じた経済活動の段階的な拡大、収束後の大胆な景気拡大策等、「切れ目のない実効性ある対策」や「道内経済の強靭化に向けた取り組み」が不可欠と考えております。
 当会では、今年3月に会員の皆様のご協力のもと、「緊急対策」と「その後の大型経済対策」について、政府与党および北海道知事へ要望し、政府が4月に発表した緊急経済対策等において迅速に反映いただきました。また、6月には会員の皆様へのアンケート調査結果を踏まえて、道議会自民党・公明党および北海道知事へあらためて要望したところです。さらに、会員の皆様への各種支援制度等の情報提供や道産食品の購入促進等の取り組みも進めているところです。今後も、この深刻な事態からの脱却と、収束後の道内経済の早期回復に向けて、精力的に取り組んでまいります。

 一方、北海道は、積雪寒冷・広域分散といった特性を持つ中、人口減少・少子高齢化が全国よりも早いスピードで進展しており、とりわけ15歳~64歳の生産年齢人口は、2020年中に300万人を割り込み、2045年には193万人まで急激に減少する見込みです。
 これにより、労働力・後継者不足の一層の深刻化はもとより、生産・消費の大幅な減少や生活関連サービスの低下等、道内経済の縮小の加速化が懸念されております。

 この北海道における最大の課題を解決し道内経済の持続的発展につなげていくためには、付加価値を生み出し、これを継続的に高めていく力をつけること、すなわち「稼ぐ力を高めること」が極めて重要と考えております。

 このような認識のもと、当会では2020年度事業計画の最優先事項として、「新型コロナウイルス危機からの脱却と道内経済のV字回復」を掲げました。この難局を乗り切るため、引き続き会員の皆様のご意見を伺い、また、現場実態等を確認させていただきながら、当会としてやるべきことを見定め、スピード感をもって取り組んでまいります。
 また、道内経済の持続的発展に不可欠な「稼ぐ力を高めること」を目指し、①「観光」と「食」を中心に「北海道」ブランドの価値を高め、国内外の需要を取り込むこと、②「Society5.0」の実現による生産性の飛躍的向上やイノベーション・新産業の創出、③多様な人材が力を発揮できる環境の整備と北海道の未来を担う人材の育成・確保、を重点事項に位置付けました。新型コロナウイルスから得た教訓も生かし、そして今後の推移を注視しながら、着実かつ柔軟に取り組んでまいります。

 以上、2020年度は、道内経済にとって大変厳しい状況からのスタートとなりましたが、役員の皆様はもとより、会員の皆様との連携をこれまで以上に深め、直面する諸課題の解決と道内経済の持続的発展に向けた取り組みを、推し進めてまいります。
 会員の皆様におかれましては、引き続き、当会の事業活動に対しまして、ご理解とご協力を賜りますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

 

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