2025年12月26日
令和8年度予算案に関する道経連会長コメント
北海道経済連合会
会長 藤井 裕
本日、閣議決定された令和8年度予算案は、物価の上昇や労働人口の減少、国際情勢の不透明感が強まる中、責任ある積極財政のもと、重点分野への投資拡大、成長産業の創出および労働生産性の向上を図り、強い経済の実現を目指すものと受け止めている。
本予算案には、足元の物価高対策や中堅・中小企業の持続的な賃上げ環境の整備に加え、食料の安定供給の確保、地域未来戦略を通じた産業競争力の強化、AI・半導体や宇宙開発への投資促進など、経済構造の強化に寄与する施策が広く盛り込まれており、北海道経済が着実かつ力強く発展していくことを期待したい。
また、北海道開発予算は、前年度を上回る5,780億円となっており、食料安全保障の強化や観光立国の実現に寄与する地域づくり、デジタル関連産業の集積支援や国土強靭化の取り組みなど、北海道の産業基盤を一層強固にしていくものと考えている。
北海道は、国の経済・食料・エネルギー安全保障に大きく貢献できる地域であり、強みである食・観光分野での成長とともに、次世代半導体やAI、GX・DXなどの戦略分野へ投資を幅広く呼び込み、北海道全域の持続的な発展に向け、半導体・GX・宇宙産業の集積や新たな事業創出に取り組んでいく。
以 上
